七五三の出張撮影時に神社さまとトラブルにならないために私がやっていること
ここ2、3年で大手の会社が出張撮影の請負を始めるなど、出張撮影業界もかなり認知されるようになってきました。七五三の時期に神社に行くと出張撮影のカメラマンに出会うことが多くなってきました。中にはモラルにかけるカメラマンを目にすることも多く、私が神社に行く時に心がけていることを書きます。

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1.服装
七五三の出張撮影ではお客様のお子様の晴れの舞台なので、お子様はもちろん、ご家族も正装されています。カメラマン自身の服装も準じるのがいいと私は考えています。そのため、襟のついたワイシャツ、カーディガン、黒のパンツ、革靴で身支度を整えています。華美な服装やラフすぎる服装を避けつつも、ジャケットを着ないことでカメラの操作性に影響を与えないようにしています。余談ですがブライダルカメラマンをしていた時は毎週末、上下パンツスーツで汗だくで撮影をしていました。スーツがすぐダメになる上、動きにくいので撮影の機動性に欠けて仕事がしにくいと感じていました。
2.挨拶
神社の神主さん、巫女さんなど敷地内でお会いした際には「お邪魔しています」と丁寧に挨拶をしています。境内をお借りして仕事をさせていただいているので当然の礼儀です。
3.大声を慎む
神社は神聖な場所です。こどもの撮影に夢中になりすぎて大声になったり、主役のこども自身が大声をだすようなことがないように撮影をコントロールすることが大切です。笑顔を撮影したい気持ちをもちつつも、こどものテンションを上げすぎないようにし、もしこどもが騒ぎ始めたら小さな声でこどもに近づき、「神様がいらっしゃる場所なのでびっくりさせないようにしてあげようね」と声をかけます。大抵のこどもは納得して落ち着きを取り戻してくれます。何歳であろうときちんと説明すればこどもは分かってくれるというのが私の実感です。
4.走らない
これも神聖な場所では当たり前のことですが、声、動作すべて落ち着いて行うのが当然のマナーとなります。過去に境内でこどもを走らせて写真を撮っているカメラマンや、カメラマン自身が本殿の目の前の地面に寝転んでローアングルで撮影している場面に遭遇したことがあり仰天しました......神社の方の目に止まれば出張撮影のカメラマン全体の印象としてとらえられてしまうので、やめてほしいなぁ、と心の中で願うことしかできません......
5.ラフな撮影は本殿から離れた場所で行う
動きのある撮影(歩いてもらっている様子)やこどもが飽きてきてカメラマンが声をかけながら場の雰囲気を盛り上げ気味で撮影しなければならない時は、本殿から離れた場所で神社の迷惑にならない場所を選んで撮影しています。この本殿から離れていて、かつ絵になる場所をいかに多く探せるかもカメラマンの腕の見せ所だと思います。本殿や鳥居の下での撮影は基本ではありますが、それだけの撮影なら素人でも撮れます。いかに人のいない場所で、かつ絵になる場所を探して撮れるかに本領が発揮できると思います。

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